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1/18 Porsche 911 L2.4 1972 Universal Hobbies
改造・再生の記録

オークションで入手したモデルは箱なし本体のみ
ルーフのキズも酷い。
一緒に写っているタイヤ・ホイールGMPの「GMP9021 TRANS-AM TIRES and WHEELKIT」を当初予定していたのだが、いざ仮装着してみたら「でかい」だめだなぁ
でも何か見つかるさ、てな訳で分解ゴー!

  

しかもフロントのウインカーレンズは何だか誰かがオレンジとグレーで再塗装したみたいな怪しい代物でまたもや「掴まされた!」だ。
 

 



このモデルは以前所有していた「Porsche 911S 2.4 1973 」と同一の金型なのでフロント・ウィンドウ周りのシールの条数がおかしい。
ボディ側ですでに完了しているのにウィンドウ本体までモールド加工されてしまっているので鬱陶しい。
前回と同様ウィンドウ本体周辺の切削加工が必要となる。(余計な事しくさって!)



取敢えず分解、塗装剥離




まあまあ綺麗に落とせた。


 


粗く磨いて目立つところをヤスリで修正する。





ドアのモールは塗装せず素材の金属を生かして磨くだけにする。




こんな感じで




プラサフを噴いて更に修正する。




塗装作業の為の治具を作成した。
金属製のボディは重い、しっかり保持出来たほうが後々宜しいので
塗装後の作業にも大変助る。





サフを吹くと修正箇所が出るわ出るわ



ここで装着予定のタイヤ・ホイールを仮組みして「モチベーション・アップ」

 




当初は「GMP9021 TRANS-AM TIRES and WHEEL KIT」の心算だったがワイドが太すぎて、どうしても収まらなかった。
で作業中断、しかし幸運にも写真右側の60年代後半から70年初頭にかけてカマロに付いていそうなCan-Am風のタイヤ・ホイールを偶然ネット・ショップにて発見、即、購入、助かった。
写真左はオリジナルのタイヤ・ホイールで何とホイールは3ピース・パーツから成っていると言う「拘り」だが出来が悪すぎるのは一目瞭然だ。 




オリジナルはパターンも酷過ぎる。



仮組み状態だと車高が上がりすぎて、まるでオフローダーだ。
これからシャシーの修正を行って極力サーキットを走る車風に仕上げていかなければならない。
後輪は比較的、簡単だが前輪はかなり厳しい作業だった。
一応、転舵可能を前提条件といているので・・・・・




 

まぁ、こんなところでしょうか
実際のところボディ内側に接触してしまってはいるが・・・・

タイヤ・ホイール
1/18 Road Race Wheel & Tire Set 350
タイヤサイズ約:直径3.8×1cm
ACME TRADING製




塗装は当初から「スカイブルー」と決めていた。


  


表面をコンパウンドである程度整えてからクリアー3回、再度コンパウンド
このあたりの行程は修行の要ありだな。




今回の改造は当初にキッチリとした方向を決めていなかったので急遽ロールバーを作る事にした。
ロールバーについては以前からモデルのグレードアップには欠かせないパーツだと思っていたので挑戦してみた。




アルミパイプを切った貼ったで試行錯誤の繰り返し、結構ロス発生




ここまでやると既存の乗用車風の出来の悪い純正シートではとてつもない違和感が発生してしまうので僅かなストックの中から「RECARO」のフルバケットを使う事にしたのだが、このシート、実は2000年代のGT3についていたもので詳しい人が見れば、こちらの方が「違和感」を感じるかも知れない。
しかし「ヒストリック・カーレースではこういった組み合わせはよくある事だし」と勝手な理屈をこねて居直る事にした。



ケージの構造は6点を基本としてサイドバー、斜交バーを追加するものとした。
ちょっと欲張り過ぎた構造にしてしまったので、作成はしんどかった。
何しろ作業を進めるたびに仮組を繰り返さなければならなかったので・・・

 




苦労した割に完成すると、そんなに見える訳でもない。まぁよくある話だが

 



ついでやりすぎ
調子に乗りすぎて911R風のフューエル・キャップをセンターに付けてみた。

 



自作のチープなパーツ、素材は恥かしいので秘密
タンク本体も新規作成しようかとも考えたが、あまり風呂敷を広げて途中でとん挫するのもいやなのでボンネットは固定する事にした。

 




拝借画像
60年代からの911の画像ストックをサーチしてみたら「こんな写真が」

 




拝借画像
しかし、そんなには見つからなかった。
「草レースでそんなに燃料積み込んで、どれだけ走る気か!」てね。改造にお金もかかるしレギュレーションの問題もあるし。

 




ワイパーにはいつも困ってしまう。
何しろ酷いものが多い、付いてりゃ良いってわけないだろうに。
結局エッチング・パーツの出番となるのだがこの上ない脆弱性を秘めている。ちょっとでも触ろうものなら「ポロリ」だから「ぴよぉ〜ん」で行方不明も有りうる。




ステッカー・チューン
当所はデカールを貼る予定は無かったのだが一端ボディに取り付けたフロント・ウィンドウを取り外し納得行くまで削っていたら薄くなりすぎて上側に「ヒビ」が入ってしまった。
「あちゃ〜」である。
と言う訳でボロ隠しのため黒のデカールを貼ったのだが、それならいっそ「もっとレース風」しちゃおうかとなった。

 




フロントのウィンカー類のレンズが素人加工でオレンジ色に塗装されて、かつ接着剤でがっつり固定されていたのでパーツが消滅してしまった。
透明プラバンでの作成も考えたがレンズカットの手間を考えると「却下」
色々とパーツストックを探しているうちに356のウィンカーランプみたいなものを発見したのでウィンカー以外は飛散防止加工された状態で356から流用したパーツで改造と言う事で「解決!」いいのかな?




ボンネット・バンドも後から思いついたパーツなのでボディ側の加工はしておらず強力な接着剤だと、とれた場合、塗装面まで一緒に剥がれてしまう。
そこで接着力の弱いもので取り付けている。
ちょっと触っただけで「ぽろり」となる。

「ぽろり」と言えば相変わらず塗装面が弱く硬いものをちょっとぶつけただけで塗装面が割れて剥離してしまう。
今後の大きな課題だ
塗料の硬度なのか塗装の厚さの問題なのか複合的な事柄なのか



デカールのストックを探したら「カルトグラフ」のものが結構使えそうなので勢いでペタペタ・・・・
急遽の作業の為、ある程度、パーツ類の取付けが済んでいてクリアー吹きの行程は割り込み不可なのでデカール貼りっぱなしで完成となる。


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